2020-03-07

コロナパニックは株式市場にも伝染! 大荒れの相場をどう乗り切るか?

新型コロナウイルスの影響で、世界の株式市場が荒れにあれている。

コロナウイルスについて「短期的で限定されたもの」と楽観視していた市場だが、事態は急変した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が急速に冷え込み、日経平均株価は13日午前の段階で1万7000円を割り、約3年4カ月ぶりの安値を記録した。

また世界でも株安の連鎖が止まらない。株式市場の最大下げ幅は一時1800円超え。これは約30年ぶりという歴史的な下げ幅となった。

先行きの見えない展開に個人投資家からはもはや不安や諦めの声が相次ぐ。「まさかここまで下がるなんて……」。多くの投資家ががっくりと肩を落とす急展開となったが、このパニック相場をどのように乗り切るべきか。

コロナによるパニック相場が想定外だった理由とは?

株式市場や為替市場というものは、もともと2月下旬以降の下落が著しいもの。多くの投資家は過去の経験則から今年も多少の下げは織り込み済でした。

コロナウイルス問題が話題になり始めたのは今年の1月。コロナの影響によって多少の下落はあったものの、2月下旬までは比較的堅調に推移し、「短期的で限定されたもの」という楽観的な考えが市場を覆っていました。

しかし自店は急転して、ここへきての大幅な下落。準備を怠った投資家たちが悲鳴を上げる事態へとなりました。

コロナウイルスが人体だけでなく株式市場にまで影響を与えるということを予想できた人はいるのでしょうか。

この事態は「リーマンショックを超えるのではないか?」といわれるほど、すべての投資家を恐怖に陥れています。ただ、経済が不安定であればやり方もあるのですが、今回は他に類を見ないような予想外の事態もたくさん起こっているため、果たしてどうなるのか。

株価が暴落した理由とは?

ついにパンデミック(世界的大流行)認定されたコロナウイルスですが、ウイルスの蔓延が直接株価の棒暴落に繋がったのではりません。

おそらく病気自体に対する恐怖や懸念というよりも、それによって引き起こされる経済の停滞や収縮を懸念してのことといってよいでしょう。

日本では昨年10月の消費増税以降、消費が落ち込んでいます。消費が落ち込み、企業の業績や経済の動向に懸念があったにもかかわらず、意外にも市場は堅調に推移していました。今回の騒動は、「コロナウイルスの影響で世界経済が悪化するかもしれない」という恐れが引き起こしたものだと考えるのが妥当だと思います。

さらに、コロナウイルスは新型ウイルスで完治の方法も未だ見つかっていません。つまり、いつ収束するかわからない先行き不明な見通しもその懸念に拍車をかけているものと考えられます。

株式市場において、もっともおそろしいのが「先の見通せない状況」です。なぜなら、先が分からなければ今後どういう立ち居振る舞いを行なえばいいのか、皆目見当がつかなくなるからです。

よって、今後もまだまだ不安定な市場は続くと考えたほうがいいでしょう。

国債の低下により逆イールドが起こった

また米国債は、資金逃避の思惑で買われ、10年物米国債利回りが1.00%台まで低下。9日にはあらゆる年限で0.7%を割り込むという緊急事態だった。一時は3年物米国債の金利を下回り、景気後退の前兆とされる「逆イールド」という状態が約3カ月ぶりに起こった。

逆イールドとは、短期金利が長期金利の水準を 上回る状態を指します。過去に逆イールドが発生した際には、 その後11ヶ月~25ヶ月後には必ず景気後退期が訪れていることから、景気後退の兆候として捉えられています。

しかし、10日の債券市場では米国債利回りが反転して上昇。10年物米国債の利回りは一時16ベーシスポイント上昇の0.705%と、ここ3年余りで最も上がり幅が大きくなった。

原油反発とS&P500種株価指数先物の上昇に要因すると考えられるが、相場はまさに混とんとしている。まったく先が読めず、今までの常識が通用しない未曾有の事態が起こっているのかもしれない。

「有事の円買い」すら覆る異常事態

さらに為替の世界では、ドル/円が一時112円台にまで急速に円安に転じ、「有事の円買い」という常識さえ覆る異常事態だ。

本来であれば、安全資産といわれる日本円は世界的に景気が後退した局面で一斉に買われ、円高が進む。現在は予定通りに円高方面へとシフトしていっているが、一時的にでも従来の法則が覆ったことに驚きを隠せない。

日本政府は、今回の円高を受けてなんと消費減税まで検討しているという。消費税は10月に10%になったばかりだ。市場はさらに混迷を極める可能性がある。

無論、円高になるということは物価が安くなり、物価が安くなるということはサラリーマンの給与が下がるということ。消費の落ち込みが懸念されるため、一見すると消費減税は有効な手段にも思えるが、今回のコロナパニック相場は非常に読みにくく、この短絡的な措置は果たして日本経済にどのような効果を与えるのか皆目見当もつかない。

さらに円高が進行している分だけ、日本株はアメリカ株以上に値を下げている。アメリカ株が下げ止まらないと、円高も止まらない。円高が止まらなければ株安が止まらない。この連鎖は一体どこまで続くのか。

まとめ

コロナウイルスによる経済悪化の懸念による株価下落によって、本当に世界経済が危機に陥っている。

株、為替、原油市場が文字通り震撼し、典型的なリスク回避モードへ舵が切られているが、今までにない事態に市場は混乱を極めている。特に日本の経済は円高・株安が進み、日経平均もどこまで落ちるのか先行き不透明な状況だ。

もしかしたら、地の底まで落ちてしまうのではないkという不安感すら漂っている。

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