2020-03-01

ソフトバンクが経営権を持っている「Wework」問題とは?

昨年(2019年)10月のこと、世界に衝撃が走ったというわけではないが、またしても「孫正義」がすごいことをやっている。。。と思わされたニュースがあった。起業家向けのコワーキングスペースを提供するアメリカの企業「Wework」の経営権をソフトバンクが握ったというニュースだった。

Weworkといえば、当時乗りに乗っているとされているベンチャー企業であり、既に日本にも多くのコワーキングスペースが存在するものだ。PayPayやUberなど、普段使っているようなサービスもソフトバンクが関わっているものの、Weworkまでも?と思えた。

なんでソフトバンクが関係あるのか?

なんとソフトバンクは当初からのWeWorkへの投資家でもあった。その為、今回のニューズは知っている人であれば当たり前と言ってしまえば当たり前のことなのかもしれない。10月のニュースでは約4300億円〜5400億)を出資する見返りに新規および既存の株式を含め、所有権の8割近くを得るという情報だった。

注目されているベンチャー企業でもあったため、またしてもソフトバンク・孫正義の先見の明で成功を重ねるか?と思えた。

weworkは資金調達からの上場を決めていた。

WeWorkは80億ドル(約8600億円)以上の資金を株式発行と借入によって調達 した後、8月にかなり普通でない上場目論見を明らかにした。 今年6月30までの半期で10億ドル(約1086億円)近い損失を記録しているにもかかわらず、同社は470億ドル(約5兆1044億円)という途方ない会社評価額を維持していた

とあるように、元々上場(IPO)を視野に入れた計画的な借入や資金調達になっていたように思えた。

29カ国111都市に528カ所以上の物理的な拠点を有し、50万人の会員にコワーキングスペースやWeWork Commonsというコミュニティーを提供している。スタートアップの利用者が多いが、顧客としてマイクロソフト、アメリカンエキスプレス、レッドブル、ガーディアン、Airbnb、Uber、Yelp等も紹介されている。

フリーランサーからも自宅以外の仕事場や福利厚生といった面や会員向けコミュニティの利便性を評価する声がある。契約形態次第では会員は普段利用している店舗にだけでなく出張時などに世界のWeWorkも利用可能。2015年に建築事務所を買収しBIMという設計施工技術をオフィス開発に活用している。日本では2018年初めに東京に拠点を開設。

世界で29ヵ国にも上る超グローバルな

問題はここから始まった

なんとその1ヶ月後の11月、ソフトバンクが開催した決算説明会では孫正義本人もが苦笑いをするほどに「真っ赤かな赤字」だという結果になっていた。最終赤字額は「7001億円」にまで登っていた。この赤字の理由には「wework」だけではなく、UberやSlackなどの注目されているベンチャー企業にも関係性があったと共に営業利益も下がっていたことも理由の1つにある。

ソフトバンクが出資しているweworkやUber、slackなどに関しては株価の評価額を多く見積もりすぎたことが理由に、出資額と見合わないというのが原因だ。weworkは時価総額が高いように思えたが、実際にはソフトバンク・孫正義が思っている程のものではなく、その誤差額が異常に多いということだ。

weworkの時価総額「5兆円」だといわれている程の企業だということから、既にソフトバンクは1兆円ほどの投資を行っており、更に1兆円ほど出資する。と語っていたが、こうなってしまっては今後の出資はあり得ないのではないか?

世間では「ソフトバンクが潰れる」「孫さんどうしたのか?」などと批判の声も多いが、ソフトバンクは今までに何度も危機を乗り越え来た企業でもあることから、倒産はない。という声も少なくない。しかし、ここまでの大失敗はソフトバンクの過去でも最大の危機であるといわれており、なんでそんなことになってしまったのか?という経緯を紹介している動画や記事も多い。

YouTubeにもソフトバンクの赤字関連の動画が多くなっていった

一方ホリエモンこと、堀江貴文さんいわく、今回の赤字はwework、Uber、slackなどの株価も関係性はなくはないが、営業利益のマイナスのほうが注目するべき点だというように話している。が、weworkのことをつっこんで聞いている時には、もう株価の下落が止められないからソフトバンクの子会社にするしか方法がないよね。などとズバッとしたコメントしている。

しかし、子会社化をしてしまうと、当面の間赤字が続くとされているweworkをソフトバンクの連携決算に入れてしまうと、ソフトバンク自体が赤字になってしまうため、やりたいけれどできない状況でもある。

今後のwework・ソフトバンクはどうなっていくのか?

ソフトバンクは今後どうやってweworkの株価、自社の損失を補填、改善していくのかというのは明確化されていませんが、何かしら革新的なことをしていかなければ再建は難しいサービスになっていくことは間違いなさそうです。

更にソフトバンクがヤバいといわれている原因はweworkだけにあるものではなく、Uberやslackといった問題も残っている。今年2020年はソフトバンクにとって孫さんにとって、非常に厳しい状況になるのは間違いなさそうだ。

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